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2009年12月11日

 少し前の話になりますが、日本矯正歯科学会で、矯正歯科は医療なのか審美なのか、というセミナーがありました。座長は、矯正専門の歯科医ではありませんでした。医療ということは、言い換えれば機能ということで、審美ということは、外見ということだと思います。セミナーは、会場の出席者がイエスとノーのボタンを押して、統計を取りながら進めていくものでした。
 歯並びの美しさは、本来機能美ですから、機能と審美両方としておきたいところですが、みなさんは、どう思われますか。
 矯正治療を始めようと思う場合、多くのひとは入り口は、審美だと思います。それは、たいがいのひとは感じていることですし、セミナーの意図も感じられるせいか、結果は審美のほうが多いようでした。
 私の経験でも、歯科矯正治療の後で、咬んでいなっか歯が、咬むようになって、きれいな歯並びになったと言ってくれる患者さんもいれば、出っ歯を治療した患者さんとかで、治療が終わった後で、咬むってこういうことっだったんですね、とうれしくなるようなことを言ってくれる患者さんもいます。考えかたは、いろいろだと思います。
 しかし、矯正歯科治療は、医療でななければいけない側面はあります。それはまず、矯正治療は人体に、不可逆的なことをするということだと思います。パソコンのようにバックアップがあって、いつでも元にもどれるのなら、医療の範疇でなくても良いと思います。また、歯科矯正治療には、後戻り(治療後の歯の移動)や歯根吸収(歯の根が短くなること)などのリスクがついてまわるということです。このことがなければ、もっと大胆な治療計画もできますが、これらのリスクに配慮するからこそ、歯科矯正は科学であり医療でなければならないと思います。

会田矯正歯科のホームページはこちらから
 

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会田矯正歯科 院長 会田泰明

会田矯正歯科
院長 会田泰明

会田矯正歯科公式サイト

「娘にはキレイな歯並びになって欲しい」

きっと多くのお母さんは、そんな思いで歯医者さんを探していることでしょう。
もちろん、仕上がりの美しさは大切です。
でも、もうひとつだけ大切にして欲しいことがあるとたら。
それは"かみ合わせ"だと思っています。

噛んだとき、歯の根っこにまっすぐ力が入っているか?
シッカリ発音できているか?
モノがシッカリ噛めているか?
当院では"美しさ"はもちろん、"かみ合わせ=機能性"を大事にした矯正治療を行っております。